生活を起点に働く場所を選ぶ
コロナ禍は、リモートワークやワーケーションの普及を後押ししました。場所に縛られないワークスタイルを良しとする人々は、会社の制度に自分が合わせるのではなく、自分の理想とする暮らし方に合わせて会社を選びはじめています。
ライフスタイルに合った休み方を模索する
「働き方」とともに変化していくのが「休み方」です。自分のライフスタイルに合った働き方を模索する人が増えれば、家族やパートナーと過ごす余暇の自由度を高めたいという声が広がるでしょう。子どもの短期入園を受け入れるなど、家族単位で休暇をとりやすくする制度も普及していきます。休み方は企業や学校が決めるものではなく、自分や家族が決めてコントロールするものという考え方が浸透するかもしれません。
「遊び」が仕事に成果をもたらす
同時に、「遊び」に対する企業の考え方も変わっていきます。休んだり、趣味を楽しんだりすることが仕事の質を高めると理解されるにつれ、遊びは働き方の基盤となる重要なものとみなされていくでしょう。遊びで得た人脈で仕事の成果を出す人や、遊びから新規事業を生み出す人も登場します。企業は、遊びが仕事にもたらすインパクトの評価方法を検討すると同時に、従業員の生活に関するデータを蓄積して分析。仕事と休憩だけでなく、遊びの内容まで管理する動きが生まれるかもしれません。