学生時代、機械のメンテナンスの仕事に興味を抱きました。利用するお客さまに一番近い仕事ですし、故障などを解決すれば喜んでいただけて、やりがいを直に感じられる仕事だと思ったのです。そこで卒業後は、業務用空調機器メーカーに入社。メンテナンス業務を希望したのですが、施工管理部門に配属されました。それなりにやりがいのある業務だったのですが、やっぱりメンテナンスへの想いが断ち切れなくて……。3年目に転職を決意したのです。当社を選んだ理由は、業務用空調機器の大手メーカーで、前職での経験が活かせると思ったことが大きいですね。日立の家電製品を見かける機会も多く、会社としても親しみを感じていました。学生時代、家電量販店でアルバイトをしたことがあるのですが、そこの社員から聞いた「日立の家電は品質がよくて評判がいいよ」という言葉が頭の隅に残っていたことも入社を後押ししてくれましたね。
オフィスビルなどに設置する業務用パッケージエアコンや冷熱機器に関わるメンテナンスの提案や実施に携わっています。まさに学生時代から希望していたとおりの仕事ですね。メンテナンスの提案では、設置する施設の規模や想定される利用状況、機器やシステムのタイプに合わせて、点検や保全整備の時期などを計画し、お客さまのニーズやコストなども踏まえて総合的な提案を行っています。また、点検や修理などの立ち合いで現場に足を運ぶことも。現場に行くのは、だいたい週1くらいのペースでしょうか。空調に関連する設備の知識など、前職での経験も活かされています。メンテナンスは、お客さまに日立の製品を安心して長く使っていただくために欠かせない仕事。担当する空調機器ばかりでなく、日立ブランドのイメージアップにもつながる役割を意識して、日々の仕事に取り組んでいます。
入社2年目、お客さまの施設に設置した空調機器に不具合が発生し、なかなか原因を突き止められず壁にぶつかったことがあります。先輩や上司に手伝ってもらっても解決できず、専門の技術サポートグループに相談。さらには工場の担当者まで加わり、全社的なチームで課題を解決し、お客さまに安心していただくことができました。この連携の強さ、製品へのこだわりには驚きましたし、嬉しかったですね。ありがたいことに「日立の製品は壊れにくい」という声をお客さまから頂けることもあります。社員一人ひとりの想いの深さがその品質を形作っているのだと思います。この案件を経験してから、さらに自信を持ってお客さまに提案できるようになりました。
前職は外資系だったので、どちらかというと開放的な社風。一方、当社には少し保守的なところもあり、入社当時は戸惑うこともありました。しかし、コロナ禍を契機に働き方改革も進み、最近はとてもオープンな雰囲気で伸び伸び仕事に取り組めているように思います。また、オフタイムも充実していますね。前職では有給休暇が取りづらく週末に出勤することもありました。当社に入社してからはワークライフバランスも整い、休日には遠出してキャンプを楽しんだりしています。最近、新しいチャレンジとして免許を取り小型オートバイを買ってしまいました。プライベートタイムの充実は、また仕事を頑張ろうというモチベーションアップにもつながっています。
最近では、IoTやAIなどの技術も導入され、空調機器のメンテナンス手法も多様になってきました。このような最新の技術や知識を積極的に学び、それぞれのお客さまに最適なソリューションを提供していきたいと考えています。メンテナンスは、日立製品を利用するお客さまと接する機会が一番多い仕事。お客さまからはメンテナンスに関することだけでなく、製品のことまで幅広く質問されることがあります。そんな信頼に応えるために、さらに幅広い知識を身につけていくこともこれからのテーマです。お客さまに一番近い場所で当社との信頼関係を築き、「次の製品も日立にするよ」とお客さまに言っていただけたらなによりも嬉しいですね。
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