Ⅰ 理念
日立グローバルライフソリューションズは、日立グループの一員として「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という日立グループ企業理念のもと、お客さまの多様化するライフスタイルに寄り添い、QoLを高める「生活ソリューションカンパニー」をめざします。
Ⅱ 取組方針
1. 経営トップのコミットメント
2019年、日立グローバルライフソリューションズは「消費者志向自主宣言」を公開しました。今後もひとりひとりの暮らしに寄り添い、お客さま志向の経営に取り組み、実践してまいります。
私たちは、「360°ハピネス ひとりひとりに、笑顔のある暮らしを」という想いのもと、これまで培ってきた実績や日立グループの総合力、またデジタル技術を活用したイノベーションを通じて、お客さまのQoL向上に貢献するライフソリューションを創出、提供してまいります。
2. コーポレートガバナンスの確保
- 私たちは、「日立グループ行動規範」に基づきすべての役員・従業員がこの行動規範を理解・遵守し、高い倫理観を持って、誠実で公正に行動します。
- お客さまとの誠実なコミュニケーションを心がけるため、VoC(Voice of Customer)センタを設置し、「お客さまの声」を経営陣に共有する機会を設けることにより、「お客さまの声」を経営に反映させるよう努めております。
3. 従業員の積極的活動(企業風土や従業員の意識の醸成)
- 私たちは、製品やサービスに対するさまざまなご意見やご要望を従業員で共有し、ブランド力向上やお客さま対応の品質向上をめざしています。
- 法令順守の徹底と教育・啓発活動を通して、お客さま目線の風土醸成に努めています。
4. 事業関連部門と品消法関連部門*の有機的な連携
- 製品やサービスに対するさまざまな「お客さまの声」をVoCセンタで改善につなげる活動をしています。収集した「お客さまの声」を製品ごとに集約・分析し、社内の関連各部署と常に情報共有を図り、改善に努めています。
- 製品トラブルが発生した場合には、関連部門が連携し速やかに原因究明と対応について協議しています。重大な製品事故が発生した場合には、法令に基づいて所轄官庁に報告するとともに、関連部門一丸となって適切な対応に努めています。製品に対策を講じる必要があると判断した場合には、新聞広告やWebサイトなどで告知し、修理や交換などの措置を講じています。
また、品質向上・製品安全に向け品質保証本部を置き、品質保証体制の強化、製品トラブルの未然・再発防止を図っています。
- 製品やサービスを安全・安心にご利用して頂くために、情報セキュリティへの取り組みを行っています。情報セキュリティに関する法令及びその他の規範を遵守するとともに、従業員の情報セキュリティ教育の実施や、個人情報保護に関するプライバシーマークの取得などを通して、お客さまの情報管理や製品・サービスのセキュリティ確保に努めています。
- * 品消法関連部門:品質保証部門、消費者・顧客対応部門、コンプライアンス関連部門の総称
5. 消費者・消費者関連団体への情報提供の充実
- 日立家電品の製品情報やお取り扱いに関して、お客さまに適切でわかりやすい情報提供を行っています。
- 定期的に外部の消費者関連団体や有識者と消費者問題の情報共有を図り、社内にフィードバックすることにより、企業全体の消費者志向の醸成を図っています。また、こういった活動を発信していくことで、お客さまのQoLの向上に努めています。
6. 消費者・社会の要望を踏まえた改善・開発
- 私たちは、事業活動がバリューチェーン全体で社会に対してどのようなポジティブ/ネガティブな影響を与えるか、また、SDGs達成のためにどのような貢献ができるかについて分析を行っています。そして環境負荷を低減しながら製品をお届けするために、製品の省エネ性能の向上や資源循環型モノづくりの拡大、生産プロセスの効率向上や再生可能エネルギーの活用などを進めています。