
成形部品製作棟(左図)と工具金型製作棟(右図)の屋上に設置された太陽光パネル
多賀事業所における初の太陽光発電設備導入
日立グローバルライフソリューションズ株式会社(以下、日立GLS)は、カーボンニュートラル推進の一環として、洗濯機や掃除機などを製造する多賀事業所(茨城県日立市)に、初めて太陽光発電設備を導入します。具体的には、成形部品製作棟と工具金型製作棟の屋上にPPA(*1)モデルによる太陽光発電設備を導入し、7月中旬から稼働を開始する予定です。太陽光発電設備の導入実績は、これまで栃木事業所(栃木県栃木市)や同敷地内に拠点を置く株式会社関東エコリサイクルなどにありますが、多賀事業所での導入は今回が初めてとなります。
カーボンニュートラル達成に向けた取り組み
日立GLSは、日立グループの一員として脱炭素社会をめざし、日立の環境長期目標「日立環境イノベーション2050」に沿って、自社の事業所(ファクトリー・オフィス)での2030年度カーボンニュートラル達成に向けた取り組みを推進しています。具体的には、高効率機器の導入・更新や再生可能エネルギー設備の導入、非化石電力の調達などを行っています。これまで日立GLSでは、栃木事業所や株式会社関東エコリサイクルにおける太陽光発電設備の導入や、本社(東京都港区)における再生可能エネルギー由来の電力の導入、多賀事業所におけるEVフォークリフトの導入などを実施してきました。
今回多賀事業所では、発電設備能力が約500kW(*2)で、年間発電量は約985MWh(*3)の太陽光発電設備を初めて導入し、これにより年間のCO2排出量は、約425t(*4)の削減となる見込みです。同設備は成形部品製作棟と工具金型製作棟の屋上に設置されます。多賀事業所においては、2026年度までにさらなる太陽光発電設備の拡充も予定しています。
日立GLSは、パーパスとして「ひとりひとりに笑顔を、人と社会にやさしい明日を。私たちは、未来をひらくイノベーションで世界中にハピネスをお届けします。」を掲げ、環境負荷の低減など社会的課題の解決に寄与する製品・ソリューションの提供に取り組んでいます。今後も、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを加速していきます。
(*1) PPA:「Power Purchase Agreement (電力販売契約)モデル」のことで、PPA事業者が企業の敷地内に太陽光発電設備を設置し、発電された電力をその企業が購入するビジネスモデル。
(*2) PCS(Power Conditioning System)出力による。
(*3) 導入時のシミュレーション結果に基づく自社推計値。
(*4) 環境省が公表している排出係数を元に算出。