社会への取り組み
インクルーシブな
環境づくりの推進
考え方
一人ひとりが尊重され、自分の力を最大限に発揮できるインクルーシブな環境づくりの推進
市場を深く理解し、より良いアイデアを生み、イノベーションを創出するために、従業員の多様な視点を活用することが不可欠です。当社は従業員一人ひとりの多様性を尊重し、誰もが大切なチームメンバとして活躍できる企業をめざします。活動の柱として、「女性活躍推進」、「障がい者雇用」、「社外経験者の活躍推進」、「インクルーシブであり、公正で、コラボレーションと高い成果を生み出す文化の醸成」に注力しています。
例えば、女性活躍推進については、「2027中期経営計画」において女性管理職数を2023年実績の2倍にすることを目標に掲げ、女性従業員を対象としたネットワーキングイベントや中堅女性従業員向けのキャリア研修の開催等の取り組みを進めています。
多様な視点の活用に関する日立グローバルポリシー
日立グループは、社会へ貢献するという使命の実現に向けて、従業員が協力し合い、支え合うことが重要であるという考えのもと、互いの個性を尊重する企業文化を大切にしています。 共に力を合わせればより強くなれる、という想いを込めて、 「Together, we are stronger」を掲げています。
多様な視点の活用ー私たちの原点となる価値観
日立は、1910年の創業以来、「和」「誠」「開拓者精神」という価値観を大切にしてきました。 これらは単なる理念ではな く、今も私たちのリーダーシップ、協働、イノベーションの指針です。 多様な視点を活用するためのアプローチについて、日立創業の精神に照らすと、次のように解釈できます。
- 和(Harmony):それぞれの違いを超えて協力し、相互理解を深め、職位や地域、バックグラウンドに関わらず誰もがつながりを感じられるよう努めます。
- 誠(Sincerity):誠実さと思いやりを持ち、公正性、透明性、 倫理的な行動を大切にします。
- 開拓者精神(Pioneering Spirit):既成概念にとらわれず、 新たな視点を受け入れ、社会のための革新的なソリューションを協創します。
取り組み・実績
女性活躍推進
メンタリング制度
当社では、女性従業員のキャリア形成を支援するため、メンタリング制度を実施しています。先輩女性管理職がメンターとなり、女性従業員に対して指導・助言を行うことで、ワークライフバランスの実現やマネジメントスキルの習得に関する悩みや不安の解消をサポートしています。
ネットワーキング
当社では、女性従業員同士のつながりを深めるために交流会を開催しています。さまざまな部署や世代の女性従業員が交流することで、業務や会社生活、女性ならではの悩みなどを気軽に相談できる関係づくりを支援しています。
女性ネットワーキングイベントを開催
仕事と育児・介護の両立支援
従業員がさまざまなライフイベントと仕事を両立し活躍し続けることができるように、仕事と育児・介護の両立支援のための制度を法定を上回る水準で整備しています。また、経営幹部メッセージの配信や、仕事と育児・介護を両立している従業員の紹介、セミナーの開催、育休取得宣言など、職場でのコミュニケーション促進や理解向上に向けた施策等により、対象となる従業員全員が各種制度を利用しやすい風土づくりにも取り組んでいます。
仕事と育児・介護の両立支援制度
図版はピンチアウトで拡大できます
障がい者雇用
当社は、特例子会社と連携し、障がい者の採用を推進しており、当社の障がい者雇用率は2025年6月時点で3.05%となっています。 また、当社では働きやすい職場環境の整備を進めるとともに、職場での合理的配慮の理解促進を目的に、職場上長向けセミナーの開催や社内相談窓口を設置し、障がいのある従業員が生き生きと働ける職場づくりを推進しています。
障がい者雇用者数と雇用率の推移
| 2021年 6月実績 |
2022年 6月実績 |
2023年 6月実績 |
2024年 6月実績 |
2025年 6月実績 |
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|---|---|---|---|---|---|
| 障がい者 雇用者数 |
128人 | 125人 | 130人 | 164人 | 156人 |
| 障がい者 雇用率 |
2.31% | 2.28% | 2.37% | 3.17% | 3.05% |
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※
人数は、法定雇用率の算定における障がい者雇用数のカウント方法に従う(重度2名。軽度1名でカウント)
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※
特例子会社制度により厚生労働省から認定された株式会社日立ゆうあんどあいの雇用者数を含む
社外経験者の活躍推進
ジョブ型人財マネジメントを推進する中、事業の成長・拡大をふまえ、即戦力として活躍可能な専門性を有する人財を獲得するため、当社は新卒採用と並行してキャリア採用を拡大してきました。2023年度に33名だった採用数は、2024年度は55名に増加しています。従業員の知人、友人等のつながりをもとに、さまざまな知見を持った人財を採用する社員紹介制度(リファラル採用)の導入、キャリア採用者の定着を支援するための交流会開催など、キャリア採用の拡大に向けた取り組みを推進しています。
インクルーシブであり、公正で、コラボレーションと高い成果を生み出す文化の醸成
トップメッセージ
経営幹部によるメッセージの発信やタウンホールミーティングの実施により、従業員の理解浸透と行動変革を図っています。
リーダーシップセミナー
経営幹部が率先してインクルーシブな職場づくりを推進するため、インクルーシブ・リーダーシップスキルや意思決定におけるバイアスの影響等について学ぶセミナーを実施しています。
eラーニング
多様な視点の活用の基本概念や重要性などを全従業員を対象に実施しています。
職場討議
各職場にてインクルーシブな職場環境の実現に向けた課題やアクションを話し合い、職場ごとや会社全体の取り組みにつなげています。
ワークショップの様子