入社後、研修で設計業務に就いていますね。
はい。配属された空調営業本部は、業務用エアコンの営業です。業務用エアコンは、当社が製造販売している冷蔵庫や洗濯機等の一般家電とは異なり、営業活動にあたっては製品に関する高い専門性が求められます。当社では営業担当に就く前に、設計業務を通じて、業務用エアコンの構造をはじめとした基礎知識を習得する期間が設けられています。私は、入社した年の7月から、東日本システムソリューションセンターにて、約8ヵ月、業務用エアコンの図面と向き合いました。設計の世界はそれまで無縁でしたが、好奇心が刺激された楽しい時間でした。
現在の仕事について教えてください。
業務用パッケージエアコン(室内機と室外機がパッケージングされたエアコン)のルート営業を担当しています。パッケージエアコンのエンドユーザーは、飲食店やオフィス、工場等、多数ありますが、私の営業先は販売代理を担う特約店。特約店からの問い合わせ対応や、パッケージエアコンの拡販に向けた施策の提案、新製品の勉強会など、特約店の営業活動をサポートすることで、当社パッケージエアコンの販売促進に繋げていきます。特約店の先にいるのは、実はエンドユーザーではなく、設備店。実際に設置施工も含めてエンドユーザーと接するのは設備店であり、特約店様の担当者とともに設備店に向けた製品PR、提案も重要な業務です。
仕事で大切にしていることを教えてください。
特約店、お客様との「会話」を大切にしています。会話の中でも、より大切なのは聞くこと。「傾聴」です。特約店やお客様の課題や悩みを迅速かつ的確にキャッチするためにも、「傾聴」は欠かせません。最近はリモートが増えていますが、できる限り足を運んでface to faceで会話をするように心掛けています。なぜなら、かつて私が先輩に同行した際、リモートでは感じ取れない空気感やお客様の表情の中に、先輩が本当に信頼されていることを実感したからです。実際に顔を合わせることで、次第に何でも打ち明けてもらえる関係性、信頼関係が築かれていくと感じています。