製造部の役割について教えてください。
私が所属する製造部は、工場現場でお客様のもとに届ける冷蔵庫を製造する、モノづくりの中心となる部署です。モノづくりにおいて重要なのは、仕入れから製造、検査、梱包、出荷という流れをスムーズに実現することです。それが利益確保に直結してきます。そのため現場で日々発生する様々な課題・問題に対して、迅速かつ適切に対処することが求められます。現在では、品質、コスト、時間、環境を考慮して最適な製造管理を行うため、IoT、ロボティクス、生産制御システムなど多彩な先端技術を取り入れて、日立GLSを支えています。
製造部の中で、所属する新営グループの
仕事を教えてください。
「新営」とは、日立草創期に設備投資に対して使われた「新規営繕」に由来する社内用語で、業務効率を目的として、設備投資計画の立案と実行が主な仕事になります。中期経営計画で企画立案された設備投資計画に沿って、修正を加えつつ実行していきます。たとえば、新機種生産や増産のための設備レイアウトの再構築、自動化設備改造や合理化に伴う設備投資の実行などがあります。設備レイアウトの構築はもちろんのこと、各種生産管理システムや画像センサを駆使した位置補正技術による自動化設備開発など、生産性向上に資する設備投資を行い、製造管理の最適化をめざしていきます。一方、工場で働く皆様が安心かつ快適に作業を行えるような工場環境の整備も重要な業務です。
どんな時にやりがいや面白みを感じますか?
構想から量産まで、苦労して開発した設備で実際にモノが出来上がっていくこと自体にやりがいを感じます。また工場で働く人から「仕事が楽になった」と言われるとやって良かったと思いますね。国内外、AIやAR・VR、各種センサ、ロボティクス関連の技術は目を見張るものがあります。それらを実際に試して、「あの工程改善に利用できないか」と検討しているときが一番面白みを感じます。日々、生産の現場を見て回り、課題を見出していく中で、改善に繋げていきたいと思っています。