学生時代に学んだ工業系の知識と、自分自身の「さまざまな方とコミュニケーションを取ることが好き」という性格の両方を活かしたいという思いから、就職活動ではサービスエンジニアの職種を志望。先輩社員からの会社説明で、自身の理想像とマッチしていることを感じ、入社を決意した。
主に業務用パッケージエアコン・チラーユニット・冷凍機のメンテナンス提案を行っています。お客様に今後どのようなメンテナンスを行えば突発故障や消費電力を低減できるか、お客様の課題を解決するための提案や、提案に伴う作業見積・現場管理・報告書の作成を行っています。入社後は空調機の予防保全の提案を中心に行っていましたが、2018年5月からは保守契約を締結しているお客様も担当するようになりました。
復旧作業が完了して、お客様から「こんなに早く直してくれてありがとう！」「次も日立にする！」と言っていただけるときはすごくやりがいを感じますね。本来、私たちの部署の役割は、空調機の故障を未然に防ぎ、お客様に安心してご使用いただけるようにすることですが、どんなにトラブルの予防策を講じていても、機械たるもの突発的な故障が起きてしまう可能性は0ではありません。そんなときに、お客様の立場に立って、一秒でも早く復旧できるよう努める。これこそがサービスエンジニアの使命であり、存在意義だと思っています。
あるお客様に大型空調機器の予防保全メンテナンスを実施して1カ月後のこと。故障を発生させてしまったことがありました。故障自体はその後一週間ほどで復旧したのですが、故障原因の特定に時間がかかった上、復旧後も1年で同現象が再発してトラブルとなってしまったのです。そこで意識したのは、自分だけで悩まず、部署内、そして設計・品質保証部門と連携して早急な解決をめざすこと。それ以来、どんな場合も同じ故障を二度と起こさないよう再発防止策を講じて、より一層入念に確認しながら対応するようになりました。
お客様と信頼関係を構築することです。一口に空調機と言っても、例えば産業用であれば、故障が長引くとお客様の事業に多大な被害をもたらすこともある重要な設備です。そんな設備を安心して任せていただける存在でありたいと思っています。そのために、私たちサービスエンジニアは、故障を防ぐメンテナンス提案、修理リードタイムの短縮を通して信頼関係を構築していくことが欠かせないと感じています。
ある時、それまで空調機のメンテナンスを全くされていなかったお客様から「すぐに修理に来てほしい！」とご連絡をいただいたことがあります。すぐに伺って故障内容をヒアリングし、原因を推定。即日修理を実施したところ稼働が再開し、トラブルを解決できたのですが、その場で「故障部位以外も経年を考慮してメンテナンスが必要だ」ということを提案しました。すると、「Mさんが言うならぜひお願いしたい」というお言葉をいただけたのです。そのお客様とは、その後もお困りごとがあれば何でも相談いただける関係性となりました。製品入れ替えの時期が近づいているのですが、すでに「次も日立！」と言っていただけるほど、ご満足いただけているのがとてもうれしいですね。
お客様の一番近くで課題を分析し、最適なソリューションを提案する。そして、担当させていただいた全てのお客様から「次も日立！」と言っていただけるようなサービスエンジニアであることが私の目標です。入社して現在に至るまでたくさんのお客様と関わってきましたが、お客様にとって必要不可欠な存在になるためには、もっと成長していく必要があります。お客様の課題を解決することで信頼関係を構築し、修理・メンテナンス・機器入れ替えの売上げで会社の利益にも貢献したいと思います。
これまで以上にお客様の声に耳を傾けていきたいと思います。お客様が抱える課題を理解できなくては、どんなに良いソリューションも提案することができません。そのためにも、お客様にもっと寄り添う存在であろうと思います。そして、お客様の予算や重要度に合わせた長期的なメンテナンス計画書を作成し、日立のIoT技術を活かした突発故障も未然に防ぐ、お客様に貢献できる製品・設備の提供ができるように取り組んでいきたいです。
私の所属するグループは、常に他グループと連携を行っておりトラブル発生時にはエンジニアリング部全体で対応し、問題解決をしています。また、私の部署は若手が多く、明るく和気あいあいとした雰囲気です。学生さんからよく「会社に入る前に勉強しておくべきことはありますか？」と聞かれるのですが、特にありません。入社後には約半年の研修があるため、配属時には誰でも即戦力です。また、どの部署に配属されても、まわりの先輩、上司が必ず助けてくれるので安心してください！
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