2019年4月に設立した日立グローバルライフソリューションズ。
2019年に入社した新卒社員は第1期生となります。
あれから4年。彼らはどのように成長したのでしょうか。
そして4年の月日が経った今、
彼らの目に日立グローバルライフソリューションズは、どう見えているのでしょうか。
1期生6名の社員に集まってもらい、存分に語り合ってもらいました。
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T.Sトランスフォーメーション推進室
国際学部 国際学科卒 -
Y.Sホームソリューション事業部
マーケティング本部 宣伝部 販促グループ
デザイン学部 デザイン学科卒 -
M.Y経営戦略本部
広報・渉外部
人間社会学部 現代社会学科卒 -
E.WITシステム本部
DX推進部 DX推進グループ
人間社会学部 人間社会学科卒 -
M.N国内営業本部
プロモーション営業部 ナレッジグループ
外国語学部 英語学科卒 -
I.Dホームソリューション事業部
生活家電本部 電子制御設計部 IoT制御グループ
理工学研究科 電子情報工学専攻修了
日立グローバルライフソリューションズへ
入社した経緯を教えてください。
- I.D
- 私は海外出身で、日本の大学院を修了しました。専攻は電気回路やソフトウェア。特に液晶の研究に取り組みました。その知見を活かしたいと思って家電業界を志望しました。
- M.N
- 日立グローバルライフソリューションズ(以下略称、日立GLS)を選んだのはどうしてですか。
- I.D
- あまり知られていませんが、日立は業界初となるような機能を持った画期的な製品を生み出しています。そのイノベイティブな風土に惹かれました。Nさんは?
- M.N
- 実は私、学生時代に家電量販店で販売のアルバイトをしていたのですが、日立の家電は、機能はとても良いのに、その良さがお客様に伝わりにくいんです。Dさんが指摘したように、良さがあまり知られていない(笑)。それはいつも残念で、「自分がこの会社に入って変えていきたい」と思ったんです。
- M.Y
- 私もNさんの考えに似たところがあります。日立は誰でも知っている大きなブランドですが、その魅力は隠れがちだと思っていました。他のブランドにも同様なことを感じたのですが、日立に決めたのは、説明会や面接で出会った、社員の温かみのある人柄に惹かれたところが大きいですね。
- E.W
- 私は生活に関わる仕事がしたいと、食品業界や家電業界を見ていたのですが、Yさんがおっしゃったように、「人」の魅力が決め手になりました。温かい柔らかい印象があり、家電だけにアットホームは雰囲気を感じました(笑)。
- T.S
- 同感です。YさんやWさんと同様の印象を受けましたし、自分に合っている社風かなと思ったことが大きかったですね。Sさんは建築系の学科の出身ですよね。建築の道は進まなかったんですね。
- Y.S
- そうなんです。当初は建設業界で就活をしていたのですが、他の業界も見てみようかなと思い、家電業界にアプローチしました。日立への入社は、面接で「あなたは家電に向いてそう」と言われことがきっかけです。きちんと人を見てくれる、親身になってアドバイスしてくれる、率直にいい会社だなと思い入社を決めました。
これまでのキャリアと、
現在の仕事を教えてください。
- M.Y
- 私は入社後、一貫して業務用空調の法人営業やバックオフィス業務に携わってきました。ただ入社時から携わりたかったのが、日立の製品の魅力を発信していく広報や宣伝の仕事。そこで、社内の公募制度に手を挙げて、広報・宣伝の仕事を希望しました。無事合格し、2023年4月に現部署に配属されました。新しい挑戦が始まったと感じています。
- T.S
- Yさんが活用した社内公募制度に、実は私も関わっています。私は入社後、営業推進の仕事を1年弱経験した後、現在のトランスフォーメーション推進室に異動になりました。当室は企業変革プログラムである「LOuNCH2nd」の事務局として活動推進の旗振り役を担っています。現在、働きがい、やりがいをもって活き活きと働ける風土づくりをめざした様々な取り組みを進めていますが、社内公募制度の導入もその一環でした
- E.W
- 私もトランスフォーメーションに取り組んでいますが、担当はデジタルの方(笑)。入社以来、ITシステムに関わってきました。文系出身なので、当初若干不安はありましたが、社員のみなさんの困りごとを解決する仕事であり、技術そのものでなく、企画力や提案力が求められる業務。ゼロから立ち上げる仕事が多く、自分に合っていると感じています。現在は、DX推進のためのツール検証や最新IT動向の調査などを担当しています。
- I.D
- 私はITの技術そのものに取り組んできました。入社後3年間は、ドラム式洗濯乾燥機の組込みソフトウェアの設計を担当。現在はIoT関連業務を担当しており、主にスマホアプリの開発に携わっております。
- M.N
- 私が現在所属するナレッジグループは2年前に発足した新しい部署です。今まで各支社で行っていた営業担当者向けの商品研修を本社に集約し、研修内容の統一・共有を図ることがミッション。さらに最近は販促物の作成を行っており、Sさんと連携した取り組みも少なくありません。
- Y.S
- そうですね。私は入社以来、国内製品の宣伝業務に携わってきました。TVCM、デジタル広告の制作及び配信、Webページやカタログの作成など、Nさんのナレッジグループが担当する販促物制作と連携を取って、製品の効果的な訴求内容、ポイントを検討し実施しています。現在は、レンジと炊飯器の宣伝を担当しています。
入社して4年経ち、自身の成長の実感を
教えてください。
- M.Y
- 私は、業務用空調の法人営業にて、フロント業務とバックオフィス業務のどちらも経験しました。製品が使われる現場を知ることができたことで、業務用空調に関する知見が深まりました。加えて営業は人と接する仕事ですから、人との対応力、そして当事者意識も身に付けられたと思いますね。
- M.N
- Yさんが指摘した当事者意識というのは、多分みんな知らないうちに、業務に真剣に取り組んでいく中で身についてきています。仕事が自分事として捉えられるようになったのは、大きな成長かもしれません。当事者意識があるから仕事の質も高めたいし、そのためにいろいろなことを考えて行動するようになったと思いますね。周囲を巻き込む力も身に付けたと思います。
- T.S
- 私の仕事は部署横断的に進めることが多いので、Nさんが言った周囲を巻き込む力が求められます。ただ巻き込むといっても、相手の意見を聞き、自分の意見を理解・納得してもらう必要がありますから、コミュニケーションスキルは格段に上がったと思いますね。人と連携・協働していくことの大切さを、この4年間で学びました。
- Y.S
- 当たり前ですが、仕事は一人では動かない。仕事を通じてそのことを実感した4年間でした。特に私の担当する宣伝というのは、多くの人が関わります。先日、レンジのTVCMを制作しましたが、多くの人が関わる一大プロジェクト。意思の疎通や相互理解の重要性を再認識しました。
- E.W
- 私もみんなと同じ意見なので、自身の仕事に沿って別の側面から。ITの企画立案というのは、常にゼロ地点から始まります。もちろん過去の経験も活かせる場合もありますが、新しいことに取り組むケースがほとんど。だからプロジェクトごとに新しい知見を吸収していく手応え、そして発見があります。仕事自体が自身を成長させているなと感じますね。
- I.D
- 私が担当しているスマホアプリやIoTの世界は、日進月歩で進化しています。その動きと並走することが必要ですから、技術者として確実に成長してきた実感がありますね。また設計を外注していることもあり、単に一つのソフトウェアのレビューだけでなく、プロジェクト全体を俯瞰する視野を養えていると感じています。
入社して4年経った今、
日立グローバルライフソリューションズを、
どのように感じていますか。
- T.S
- 企業変革プログラムに関わる中で、社員同士のチームワークや一体感を強く感じています。新しい取り組みを実行していく中で起きる障壁や課題をチームで共有し一体となって乗り越えていく、そういったチーム力や粘り強さが当社の魅力であると、今改めて感じますね。
- M.N
- 私も同感です。実際の仕事の現場は個人プレーでなく、チームプレーを軸にした文化が浸透していると感じますね。誰も取り残さないというか、置き去りにしない。誰かが困っているときや悩んでいるとき、チームが一丸となってバックアップする。今所属するナレッジグループで再認識しました。
- M.Y
- その点は、私も営業担当時代に実感しました。営業活動は常にうまくいくとは限りません。問題が発生することもあるし、数字が伸びずに悩むこともあります。でも一人じゃないことは強く感じました。先輩・上司の手厚いサポートがありますし、いつでも相談に乗ってくれる。人の良さがにじみ出ている会社かなと思いますね。
- E.W
- 私は入社当時、当社は安定感がありながら、挑戦することに前向きな会社という印象がありました。その印象は間違いでないと感じています。企業変革プログラムのような取り組みや、画期的な製品開発、所属するITグループでもDX推進に前向きです。個々の社員の挑戦を後押しする風土があると思いますね。
- I.D
- 私はWさんが指摘した画期的な製品開発に携わっていますが、お客様に新しい、利便性・快適性の高い製品を届けたいという社員の意識が高いと感じています。だから自分が携わった製品が店頭に並ぶのを見るとき、達成感を得られるのだと思いいますね。
- Y.S
- ええ、社員ひとりひとりがそれぞれの仕事を通じて、自社製品に取り組み、いかにお客様にベネフィットを届けるかを考えている。本当に真面目な社員が集まった会社だと思いますね。
これまで、「同期の存在」を強く感じた経験や思い出を、
教えてください。
- M.Y
- 同期は、皆さんそうだと思いますが、ありがたい存在ですよね。仕事に困ったとき、周囲の先輩・上司にも相談できますが、やはり同期は気軽に話すことができますし、その会話・交流で助けられたことも多く、同期の存在はモチベーションの一つになっていますね。
- T.S
- 同感です。トランスフォーメーション推進室に配属になったとき、当初かなり不安がありました。そんなとき同期に自分の気持ちや悩みを打ち明け、共有してもらったことでモチベーションを維持し頑張り続けることができました。
- Y.S
- 同期といっても100人以上いて、栃木や多賀の事業所に配属されている同期もいます。ただ今日集まったメンバーは、みんな本社勤務なので距離的にも近しい存在ですし、実際の仕事でも連携しています。ナレッジグループのNさんとは会話する機会も増えました。製品画像を効率的に共有・管理する企画で相談にのってもらい、とても助かりました。
- M.N
- 現在のSさんとの取り組みもそうですが、私は入社からずっと同期と仕事をしてきた経緯があります。気軽の相談できることはもちろん、よきライバルとしても、強くその存在を意識しています。
- Y.S
- Nさんは商品研修会に関わってますよね。それも同期と一緒に?
- M.N
- ええ、みんなも知っているK君と一緒に、販売店向け製品研修動画作成を行いました。撮影が私で、K君が出演者。約2ヶ月で約80本の研修動画を作成できました。若手が声を上げて立案し行動することで、今までにないものを協創でき、同期とともに新しい風を吹き込めたと感じています。
- E.W
- 私の業務は、直接ユーザーの声を聞くことが重要です。同期との繋がりで、様々な部署の小さな声を吸い上げるきっかけになっています。「この仕事に苦労していて」といった会話が、ITで解決する糸口になるときもあります。気の置けない関係だからこそ聞くことができる率直な意見は、新しい気付きがありますね。
- I.D
- 事業所勤務の同期は、食堂で一緒にお昼ご飯を食べるのが日常の風景ですよね。何でも話せる同期ですが、一番助かったと思ったのは、仕事が上手くいかないときやモヤモヤがあったときに、意見やアドバイスをもらったこと。同期という親しい立場だからこそ、自分では思いつかないことや異なる観点から話してくれるので、本当に心強い存在ですね。
これから挑戦したいこと、今後の目標を教えてください。
- E.W
- 当社でなければできないことに関わっていきたいと思います。大きな日立グループの中でもエンドユーザーと直接接点を持てるのは当社。その利点を活かして、家電を通じてより良い社会生活の実現に貢献していきたいと思っています。
- M.N
- 今の業務で言えば、当社の経験、知識、情報等のナレッジを一元化する場所を作り続けることです。将来的には事業企画から製品開発、販促、営業活動など多くの経験を重ねて知見を積み上げていきたい。そして、家電5製品に続く新しい事業を生み出すことが目標です。
- Y.S
- 製品担当として、製品の良さを伝えられる制作物を制作していきたいと思っています。また機能だけでなく、宣伝販促物を通じてデザインも評価される企業にしていきたい。私は建築科出身ということもあり、将来は家と家電を絡めた仕事にも挑戦したいと考えています。
- M.Y
- 私は新しい部署に異動になったばかりですが、会社や製品の魅力を発信し続けていくことがミッション。経営や事業戦略等の理解も深めて、高い視座、広い視野で広報施策を実行していきたいと思っています。
- I.D
- もっと他の業界や企業とコラボレーションすべきだと思っています。私は洗濯機を担当していますが、これまでのように、洗剤メーカーとのコラボだけでなく、たとえば衣類メーカーや引っ越し業者等、他業種との連携を通じて、ユーザーに付加価値を提供するアイデアを生み出していきたいですね。
- T.S
- 私は3年間「LOuNCH」活動で企業風土の変革に取り組んできました。この活動はさまざまな部署の若手社員が参加し、積極的にアイデアを出し合って推進しています。少しずつ変化を感じている社員も増えてきました。この変化を拡大・浸透させていくのが自分の役割。そのためにも多彩なコンテンツによる発信、部署横断的なコミュニケーションの活発化などにより、社員のやりがいやモチベーション向上に寄与していきたいと思っています。