日立ジョンソンコントロールズ空調は、寒冷地向けのビル用マルチエアコン「フレックスマルチ 寒さ知らず」の冷暖切換型TNシリーズを10月から出荷すると、2022年9月1日に発表した。日立グローバルライフソリューションズが販売する。
高い暖房性能と省エネ性を実現した「冷暖切換型TNシリーズ」
冷暖切換型TNシリーズは、2022年４月に出荷を開始したフレックスマルチ新シリーズの寒冷地向けのシリーズで、高い暖房性能と省エネ性を実現している。
基本モジュール容量を８、10、12、14、16馬力に拡大し、最大36HPまで組み合わせ可能。また従来型と比べて単体ユニットの容量を拡大したことで、コンパクトに設置することが可能となり、室外ユニット間の接続工事も不要となったことが特長。
「寒さ知らず」シリーズは、冷房能力が50.4kwの空冷式冷房・暖房兼用の全モデルで省エネルギー法2015年度基準値とグリーン購入法基準値をクリアしていながら、低外気温でも高い暖房性能を発揮したすばやい暖房立ち上がりを実現、寒い冬の朝も快適な室内環境を提供できる。
また、系統別交互除霜機能で室温低下を抑制したり、省エネ技術により、年間の消費電力量を低減していることから、CO2の排出量削減にも貢献する。
本製品は、NFC機能を搭載しており、専用アプリを起動したスマートフォンで室外機にタッチするだけで、製品サービスカバーを開けることなく室外ユニットの運転状況や試運転データを入手できる。なお、従来製品と同様、日立グローバルライフソリューションズの空調IoTソリューション「exiida遠隔監視・予兆診断」との接続による遠隔監視も可能。
なお、次世代寒冷地向けビル用エアコン「フレックスマルチ 寒さ知らず」の冷暖同時型TNXシリーズは、2023年1月から出荷開始を予定している。
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※「exiida遠隔監視・予兆診断」対象機種です
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