現在の仕事について教えてください。
現在はドラム式洗濯乾燥機の設計開発に携わっています。洗濯乾燥機の開発はいくつかのパートに分かれているのですが、私が担当しているのは本体や操作パネルなどの外装部分。お客様が直接操作する部分なので、商品企画の担当者やデザイナーと日々キャッチボールをしながら開発を進めています。また、製造や品質保証など、日立GLSのものづくりに関わるほぼすべて部署とも密に連携しています。
洗濯乾燥機における設計・開発の魅力は?
入社後、自ら希望したのが洗濯乾燥機の設計・開発でした。一人暮らしをしていた学生時代、家事もぜんぶ自分でやっていましたが、その中でも一番大変に感じたのが洗濯。その大変さを技術で解決しようと思ったのがきっかけでした。
これは家電製品すべてに言えることかもしれませんが、毎日の暮らしの中で多様なお客様が使うものなだけに、設計においては細部にまで発想力が求められます。たとえば洗濯乾燥機では、洗剤など化学的な影響も受けるため、外装の色や材質にも設計の視点からの繊細なアプローチが欠かせません。そこが難しさでもあり、この仕事の大きな魅力でもあるのです。
どんな時にやりがいを感じますか?
やはり自分が開発した製品が発売され、家庭でお客様に使われるようになった時ですね。初めて担当したタテ型洗濯乾燥機の発売日は今でも鮮明に憶えています。業界初の機能を搭載し、外装もフルモデルチェンジした製品。あまりに嬉しくて、家電量販店の売り場にこっそり見に行ったほどでした。