日立グローバルライフソリューションズ株式会社は、「らくメンテ洗浄」コースなどの新機能を追加したドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」の最上位モデルBD-STX130K(洗濯容量13㎏、洗濯~乾燥容量7㎏)を11月上旬から発売する。
具体的には、2024年9月12日に先行して発表したBD-SX130K(*1)と同様に、乾燥フィルターレスでお手入れの手間を軽減する「らくメンテ」に、洗濯槽に加え、乾燥経路(保護フィルター/熱交換器)やドアパッキンといった洗濯機内部を念入りにお手入れする「らくメンテ洗浄」コース(*2)を新採用した。また、洗い方や時間を自動で判断する「AIお洗濯」(*3)を進化させ、化繊衣類が多い場合、洗濯から乾燥行程にて運転時間を自動で短縮する。さらに、P&Gジャパン合同会社(以下、P&G)と共同開発した「アリエールMiRAi高濃度洗浄」コースを、「洗濯コンシェルジュ」アプリからダウンロードして使える。
なお、2023年度の最上位モデルBD-STX130Jと同様に、大画面で見やすく使いやすい「ワイドカラー液晶タッチパネル」を搭載している。
(*1) 2024年9月12日発表(「らくはや 風アイロン」搭載のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」を発売)。
(*2) 洗濯槽用または衣類用の塩素系漂白剤を使用。
(*3) 工場出荷時はオフ設定。標準コースの洗濯、洗濯~乾燥行程にて作動し、使用水量・消費電力量・運転時間が増減する。
「らくメンテ洗浄」コースで洗濯機内部を念入りにお手入れ
本製品は、乾燥時のホコリや糸くずを次の洗濯運転時に洗い流し、「大容量糸くずフィルター」へ集約することで、乾燥フィルターをなくし、お手入れの手間を軽減する「らくメンテ」を引き続き搭載(*4)している。また、洗濯槽に加え、乾燥経路(保護フィルター/熱交換器)やドアパッキンといった洗濯機内部を念入りにお手入れする「らくメンテ洗浄」コース(槽洗浄4時間)を新採用した。これにより、「乾燥経路自動おそうじ」で抑えていた乾燥効率の低下をさらに抑えることができる(*5)。本コースは、お客さまがお手入れしたいタイミングで運転することができ、定期的なお手入れをおすすめしているため、使用状況に応じて操作部でお知らせする。さらに、「大容量糸くずフィルター」をお手入れがしやすいラウンド形状に変更した。
(*4) 2023年モデル BD-STX130Jに引き続き搭載。
(*5) 当社調べ。らくメンテ運転のみとらくメンテ洗浄コースを適宜運転した場合との比較。すべての乾燥機能が改善するわけではない。
「AI お洗濯」が進化、化繊衣類が多いときは洗濯~乾燥時間を自動で短縮
複数のセンサーを使ったセンシングにより(*6)、自動で各行程に適した洗い方や運転時間などを制御し、かしこくきれいに洗い上げる「AI お洗濯」が進化した。本製品では、洗いやすすぎ、脱水行程に加え、乾燥行程も制御する。乾きやすい化繊衣類が多いときは、化繊に合わせた乾燥制御にすることで運転時間を短縮する。
(*6) 布量・洗剤・布動きは、「AI お洗濯」オフ時もセンシングする。洗剤や汚れの種類・量によっては見分けられない場合がある。繊維の種類を判別する機能は搭載していないため、取扱絵表示のある衣類は記載内容による。
P&G と共同開発した「アリエール MiRAi 高濃度洗浄」コースで食べ物の油汚れをしっかり落とす
今回新たに、P&G と共同で「アリエール MiRAi 高濃度洗浄」コース(*7)を開発した。高濃度の洗剤液で洗浄する行程を長くすることで、落としにくい油汚れに、より効果的にアプローチできる P&G の知見から、日立の洗浄機能「ナイアガラ洗浄」の特長である高濃度洗剤液で洗う行程を標準コースより延長している。これにより、「アリエール MiRAi」の洗浄力をさらに引き出した。本コースは、「洗濯コンシェルジュ」アプリのダウンロードコース(*8)に追加している。
(*7) 洗濯:10 ㎏、洗濯~乾燥:7 ㎏以下。
(*8) 本体に搭載していないコースを、スマートフォンからお好みでダウンロードして操作できる。本体のダウンロードコースに登録しておけば、本体だけでも使用可能(最大 3 コース)。
7.8インチの大画面で見やすく使いやすい「ワイドカラー液晶タッチパネル」を搭載
7.8インチの見やすいワイドな大画面で表示が大きく、直感的に操作できる「ワイドカラー液晶タッチパネル」を、2023年度の最上位モデルBD-STX130Jと同様に搭載している。