日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社は、次世代冷媒R448Aを採用したDCインバーター冷凍機シリーズに、新たに空冷リモコン型冷凍・冷蔵用7.4kW(10馬力)、12.0kW(16馬力)、14.8kW(20馬力)の3機種を追加し、2023年12月から出荷開始すると発表した。日立グローバルライフソリューションズが販売する。

これにより、冷媒R448Aを採用した冷凍機DCインバータータイプ[冷凍・冷蔵用]は、2.2kW(3馬力)から14.8kW(20馬力)機種を幅広くラインアップし、お客様のニーズに応えられるようになる。

画像: 左:KX―TM20CV型、右:RCR―T20F型

左:KX―TM20CV型、右:RCR―T20F型

新製品の特長

冷凍機はスーパーマーケットやドラッグストアなどの店舗で使用されるショーケースに接続されるため、一店舗に複数のショーケースが配置される場合などは、冷凍機の容量ラインアップが広がることで設計自由度が向上する。容量の大きな冷凍機を導入することで、大容量のショーケースを接続することが可能になることはもちろん、小容量のショーケースを複数台接続することもでき、それによって低GWP冷媒機器への置き換え、統一することも容易になる。また、大型店舗へのニーズにも対応できる。

さらに、12.0kW(16馬力)と14.8kW(20馬力)においては、圧縮機すべてにインバーター制御を採用することで、電源周波数に関係なくリプレースすることができる。

空冷リモコン型機種は、圧縮機を搭載したサイクル構成部を室内に配置、空気熱交換器やファンモーターを搭載した凝縮部を室外に配置するセパレートタイプの製品。運転音の音源となる圧縮機を室内に配置するため、近隣に住宅地があるなど、運転音に配慮が必要となる場所への設置に適している。

冷媒R448採用 冷凍機DCインバータータイプ[冷凍・冷蔵用]のラインアップ

画像: 冷媒R448採用 冷凍機DCインバータータイプ[冷凍・冷蔵用]のラインアップ

冷媒R448Aについて

本製品シリーズは、全機種に不燃性※1の新冷媒R448Aを採用している。冷媒R448Aは、GWP(地球温暖化係数)※2,※3 1,390と従来の冷媒R404Aに比べて約64%、冷媒R410Aに比べて約33%低減した冷媒です。この冷媒を採用することにより、フロン排出抑制法に基づく環境影響度の目標達成度「A」※4を達成した。

画像: 冷媒R448Aについて

※1. ASHRAE 規格34の冷媒安全性分類で、冷媒R448AはA1に分類される
※2. 地球温暖化に与える影響を数値化したものを示す。数値が大きいほど温暖化への影響が大きいことを示す。
※3.地球温暖化係数(GWP)は経済産業省・環境省告示第三号による。
※4.フロン排出抑制法に製品ごとに定められたフロン類からの転換目標値を達成したものを「A」とし、転換目標値に対する達成度合いに応じて多段階で表示する記号。

R448A採用 空冷リモコン型冷凍機DCインバータータイプ 冷凍・冷蔵用 仕様表

画像: 仕様表の冷凍能力は蒸発温度-40℃、外気32℃において一般社団法人 日本冷凍空調工業会標準規格 コンデンシングユニット JRA 4019:2020で測定した値。

仕様表の冷凍能力は蒸発温度-40℃、外気32℃において一般社団法人 日本冷凍空調工業会標準規格 コンデンシングユニット JRA 4019:2020で測定した値。

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