日立ジョンソンコントロールズ空調は、次世代冷媒R448Aを採用した小型冷凍機DCインバータータイプ[冷蔵用、冷凍・冷蔵用]に、空冷リモコン型冷凍・冷蔵用2. 2kW(3馬力)~6.0kW(8馬力)機種を新たにラインアップし、2023年6月より出荷開始すると発表した。日立グローバルライフソリューションズが販売する。

画像: 左:KT-T8CV ※、右:RCR-T8S ※コンプレッサーユニットは屋内設置型。

左:KT-T8CV ※、右:RCR-T8S
※コンプレッサーユニットは屋内設置型。

R448A小型冷凍機DCインバータータイプ[冷凍・冷蔵用]ラインアップ

画像: ※蒸発温度-5℃を超える運転域では運転上限周波数が制限される。

※蒸発温度-5℃を超える運転域では運転上限周波数が制限される。

今回新たにラインアップした空冷リモコン型機種は、圧縮機を搭載したサイクル構成部を室内に配置し、熱交換器やファンモータを搭載した凝縮部を室外に配置するセパレートタイプの製品。圧縮機を室内に配置するため、民家が隣接しているなど、運転音に配慮が必要となる場所への設置に適している。

次世代冷媒R448Aを採用

不燃性※1の新冷媒R448Aは、地球温暖化係数(GWP)※2,3 が1,387と従来の冷媒R404Aに比べて約64%、冷媒R410Aに比べて約33%低減しており、フロン排出抑制法に基づく環境影響度の目標達成度「A」※4を達成している。

画像: 次世代冷媒R448Aを採用

また、R448Aは冷媒R22およびR404A・R410Aの既設配管が利用可能なため、リニューアル時にコストを抑えられるメリットがある。日立スクロール冷凍機はリニューアルフィルター(オプション部品)を使用することで、配管洗浄せずに既設配管を利用することができる。
※既設配管を利用するうえでの制約事項の詳細は製品カタログを参照

※1. ASHRAE 規格34の冷媒安全性分類で、冷媒R448AはA1に分類される。
※2. 地球温暖化に与える影響を数値化したものを示す。数値が大きいほど温暖化への影響が大きいことを示す。
※3.地球温暖化係数(GWP)は経済産業省告示第54号による。
※4.フロン排出抑制法に製品ごとに定められたフロン類からの転換目標値を達成したものを「A」とし、転換目標値に対する達成度合いに応じて多段階で表示する記号。

R448A 空冷リモコン型小型冷凍機DCインバータータイプ 冷凍・冷蔵用 仕様表

画像: 仕様表の冷凍能力は蒸発温度-40℃、外気32℃において一般社団法人 日本冷凍空調工業会標準規格 コンデンシングユニット JRA 4019:2020で測定した値。

仕様表の冷凍能力は蒸発温度-40℃、外気32℃において一般社団法人 日本冷凍空調工業会標準規格 コンデンシングユニット JRA 4019:2020で測定した値。

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