日立ジョンソンコントロールズ空調は、空冷ヒートポンプ式/空冷式冷専チラーユニット「マトリクスシグマ」の新冷媒R32機種に、中容量タイプとリニューアル設置タイプを新たにラインアップし、2023年5月より出荷を開始すると発表した。日立グローバルライフソリューションズが販売する。
新冷媒R32を採用し、環境負荷を低減
新冷媒R32は、地球温暖化係数※1を従来の冷媒R410Aに比べて約67%低減した冷媒であり、今回の新製品は、R32 採用によって環境負荷低減を図っている。
※1 地球温暖化に与える影響を数値化したものを示す。数値が大きいほど温暖化への影響が大きいことを示す。
※2 出典:JRA GL-08_2020R「冷凍空調機器の冷媒回収に係る回収口形状と表示ガイドライン」地球温暖化係数(GWP)100年値。
ラインアップ拡充により、設置の自由度が大幅に向上
中容量タイプとリニューアル設置タイプのラインアップ拡充により、設置の自由度が大幅に向上する。
例えば中容量タイプ(750型~1000型)は、搬入経路に制限が多い場所や、ビルの屋上など奥行方向のスペースが確保しにくい狭小地への設置に適している。
また、1180型~2000型では、既存の標準設置タイプと新製品のリニューアル設置タイプの2つの製品形状から設置スペースに合わせて選ぶことで、効率の良いレイアウトが可能になる。