日立グローバルライフソリューションズは、フロン排出抑制法で定められている業務用冷凍・空調機器の簡易点検について、同法律が改正されたことで、日立グローバルライフソリューションズの提供する空調IoTソリューション「exiida(エクシーダ)遠隔監視・予兆診断」で代替できるようになったと2022年9月26日に発表した。
フロン排出抑制法が2022年8月に改正
フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(略称:フロン排出抑制法)は、フロン類の製造から廃棄までライフサイクル全般に対して包括的な対策を実施するため、2015年4月に施行された法律。このフロン排出抑制法により、業務用冷凍・空調機器の管理者は、3ヵ月に1回以上の簡易点検とその点検記録を保存することが定められている。
■ フロン排出抑制法によって定められている簡易点検の内容
・ 目視による点検(振動・異音・損傷・腐食・油にじみなど)
・ 冷媒漏えいが確認された場合、やむを得ない場合を除き、可能な限り速やかに漏えい箇所の特定を行い、必要な措置を実施すること
・ 点検・修理、冷媒の充填・回収等の履歴を記録・保存すること
2022年8月の法改正により、常時監視システムである空調IoTソリューション「exiida遠隔監視・予兆診断」が簡易点検の代替として位置づけられることになった。
日立グローバルライフソリューションズは、今後も、業務用冷凍・空調機器の管理者の作業負担軽減に貢献していきたいとしている。
対象機器:2010年度以降に販売した、以下の機器
- 店舗・オフィス用パッケージエアコン
- ビル用マルチエアコン
- 設備用パッケージエアコン
- チラーユニット
- コンデンシングユニット
※一部対象外となる製品があるため、詳細はこちら(PDF)をご確認ください。